ー2016年9月20日
人生の大挑戦の幕開け。
横浜にあるトレッサ横浜という商業施設で4ヶ月間の長期催事がスタートしたこの日。
SEVENNUTSとして初めての販売を経験した。
今振り返れば、ここでの経験が現在の”ナッツボーイ”の原点になり、
今でもやり続けられている最大のきっかけになっているのかもしれない。
それまではモノを売ることをした事はあっても、
そのモノは自分の手で作り出したわけではなかったから、
正直、愛着もなければそこまで知識もない中でやっていた。
単純に仕事として、生活のため・お金のためとかそんな理由でやっていたからどこか上の空。
そんな仕事のやり方しかできていなかった僕が、
この催事でそれまで味わったことのない気持ちを体感することになる。
自分で作った商品を、自分の手で直接お客様の顔を見て販売する、
そしてその場で直接お客さんのリアクションを得る。
その快感を覚えてしまったのだ。
自分が商品のスタートに加わることで、こうも感じ方が変わるんだ、
と今までの人生では体感したことのない気持ちを味わった。
そんな喜びと幸福感を知ってしまった僕はどんどんセブンナッツ の虜になっていった。
そう、
このときから僕はセブンナッツの創設者であるのと同時に、セブンナッツのいちばんのファンになったのだ。
それが今でもやり続けている理由の一つ。
そしてそのお客さんのリアクションを直接得るという経験から、
本当の自分自身の価値をお客様に気づかせてもらえることもあった。
これはその当時、お客様からもらったお手紙。
20代の頃、上司や先輩方から
”商品は自分自身。自分自身を売り込んで自分自身に価値を見出してもらえ”と
耳にタコができるくらい教え込まれた。
当時は頭ではわかっていても、それを体感したことがなく、本当の意味を理解していなかった。
だけど、この手紙を読んだ瞬間にその言葉がやっと腑に落ちた。
商品だけではなく、自分という人間を通して、お客さまにHAPPYを届けることができていたのかもしれない、
自分はそれができる人間かもしれない、
そして、そんな販売ができたら自分自身も満たされるのではないか、ということを。
これが今僕自身が”ナッツボーイ”になれた理由かもしれない。